国際サッカー連盟(FIFA)がブラッター会長の後任会長選挙を行う臨時総会の日程を話し合うため、7月に臨時理事会を開くことが10日、分かった。

 英BBC放送(電子版)は、臨時総会が12月16日にチューリヒで開かれる可能性が高いと伝えたが、12月10日から20日まで日本で開催されるFIFAの主催大会、クラブW杯と時期が重なる。

 幹部が関与した汚職事件やW杯招致に関する不正の疑惑に揺れるFIFAのブラッター会長は5選が決まった直後の2日に辞意を表明。FIFAは12月から来年3月の間に後任を選ぶ選挙を実施する意向を示していた。

 会長選挙への立候補締め切りは臨時総会開幕の4カ月前。後任の有力候補となる欧州連盟(UEFA)のプラティニ会長は29、30日にプラハで開くUEFA理事会で、出馬について検討するとみられる。

 アジア・オリンピック評議会会長でクウェート王族のアハマド氏ら有力候補や、出馬の意向を明らかにした元日本代表監督、ジーコ氏の動向も注目される。