汚職事件で揺れる国際サッカー連盟(FIFA)は10日、2026年のワールドカップ(W杯)開催国の選考手続きを延期すると発表した。

 ロイター通信によると、同日、ロシアのサマラで記者会見したバルク事務局長は「状況からして、選考プロセスを始めるのは無意味だ」と語った。

 26年大会の開催地は18年に決定する予定になっている。

 バルク氏は10年W杯の招致成功の謝礼として南アフリカ側からワーナー副会長(当時)側に渡った賄賂1000万ドル(約12億円)を送金したとみられると報じられたが、「根拠がない」と関与をあらためて否定した。