国際サッカー連盟(FIFA)の次期会長選挙に出馬の意向を示している元日本代表監督のジーコ氏は10日、リオデジャネイロで記者会見し、出馬条件の規定が変わらなければ立候補しないと表明した。現行の規定で会長選に出馬するためには、少なくとも加盟5協会の推薦を要する。

 FIFAの汚職事件を受けてブラッター会長が辞意を表明した後に、地元メディアに立候補の意思を示したジーコ氏は出馬条件の規定について「こうした規定こそが腐敗の温床だ。私はロビー活動に大枚をはたくつもりはない。FIFAの会長は、サッカー界への貢献を評価されて選出されるべきだ」と述べた。