国際サッカー連盟(FIFA)の次期会長選挙に出馬の意向を示している元日本代表監督のジーコ氏(62)が、出馬への条件を示した。

 ブラジル・リオデジャネイロで10日に会見に臨み、「少なくとも加盟5協会の推薦を要する」という現行の規定を批判。規定が変わらなければ出馬しないと説明した。「現在サッカー界で起きていることを見ると、本当に悲しくなる。他の良い人間の努力が無駄になってしまっている」。汚職にまみれたFIFAの現状を嘆いた上で、「私の経験と知識を使い、FIFA会長選を戦うのは自分の義務だと思う」と正式に出馬を明言した。