アジア第5代表のタイがコートジボワールに競り勝った。

 全年代を通じ、国際サッカー連盟(FIFA)主催の世界大会でタイ女子初の勝ち点3。歴史的な勝利にスラトンバン監督は「とても幸せ」と感無量の面持ちだった。

 早々と先制を許しても慌てなかった。前半のうちにスリマニーの2得点で試合をひっくり返し、後半30分にも加点。

 「好機は少なかった。勝てたのはラッキーだった」と監督は言う。

 シュート数では8-17と圧倒されながら、相手シュートが3度もゴール枠に当たる幸運も味方した。

 昨年の女子アジア・カップでベトナムとの5、6位決定戦を制して本大会出場を決めた。この日フル出場したサングンは「気負わずにベストを尽くす」と意気込んでいた。

 1次リーグ最終戦はFIFAランキング1位のドイツに挑む。監督は「世界最高のチームと戦えて光栄」と対戦を心待ちにした。