フランクフルトのフェー監督が、MF乾貴士(27)について「調子がいい時は、最高の選手なんだ。彼のような選手を愛している」とぞっこんだ。25日の独紙ビルトが報じた。

 乾はフランクフルトに来て3年になるが、ここまでは調子の波に安定感がなかったが、合宿中は好調を維持している。同監督は「彼は本当に気合が入っている。守備でもアグレッシブだ」と褒めた。

 乾がスペイン移籍も考えていたため、フランクフルトはオプションを行使し、契約を延長した。現在、左MFは乾だけ。フェー監督は「今度こそ私の言っていることを理解しているという感じがある」と言ったが、2年前はそうではなかったという。「私が彼になにか言ったとしたら、すぐに反対のプレーをする。2度ミスをしたら、『彼は理解していない』と思った」と明かした。

 乾は2年目の13-14年シーズンはリーグ戦14試合(0得点)にとどまったが、14-15年シーズンは27試合(1得点)と、フェー監督の信頼を勝ち取って、出場機会が倍増している。