リバプールから古巣ACミランへ期限付きで移籍することになったFWマリオ・バロテリ(25)の契約に、中学校の校則のようなルールが盛り込まれると、デーリーメール紙(電子版)など複数の英メディアが報じた。

 バロテリは過去にも自宅での花火でぼや騒ぎを起こしたり、ユースの選手にダーツを投げ付けたりした問題児。生活態度から改善する必要があるため「奇抜な髪形、服装」「飲酒・喫煙」が禁止され、「ナイトクラブへ行かない」という項目もあるという。

 また同FWはインテルミラノ時代、F1のイタリアGP予選を訪れていたため、当時のモウリーニョ監督との約束をすっぽかしたこともあり、今回の契約条項の中に「トレーニングに絶対遅れない」という文言も含まれている。

 ACミランのガリアーニ副会長は、同様の条項はイタリア空軍でも採用されていると説明。軍隊式に性根をたたきなおすという。

 バロテリ本人も伊ガゼッタ・デロ・スポルト紙のインタビューに「今、キャリアの前半を終え、これから後半に向かうように感じている。前半ではまだ若者だったが、後半は一人の大人としてプレーしていく。ゼロから再出発する。もう何もミスはできない。どんな規則でも守るし、指示に従う。ただしサッカーへの情熱やエネルギーは有り余っている。私はまだ終わったわけではない」とコメントしている。

 25日の身体検査には幅が広めのモヒカン頭で登場した。この髪形が奇抜と認定されるかは、まだ定かではない。