ドイツ1部マインツの日本代表FW武藤嘉紀(23)が30日、東京・羽田空港に帰国した。

 29日のホーム・ハノーバー戦でブンデスリーガ初ゴールを含む2得点と活躍。試合後すぐ帰国便に飛び乗り、約11時間のフライトを経て凱旋(がいせん)した。

 疲れた表情は見せなかったが「移動の長さや時差は海外組ならでは。早く慣れていきたい」と欧州組の大変さを初体験。1試合2発については「リーグ3試合目。早めに点を取りたいと思っていたので、うれしく思います。得点という目に見える結果が出たのでチームに貢献した実感がある。自信もついた」と振り返った。

 約1カ月半ぶりの帰国となり「あまり時間はないですけど、今日くらい家族とゆっくり過ごしたい」と、まずは英気を養う。

 31日から、W杯ロシア大会アジア2次予選(9月3日カンボジア戦、8日アフガニスタン戦)に臨む日本代表の合宿が始まる。「代表では(昨年9月以来)点を決められていないので、しっかり取って貢献できるように」と、ハリルジャパン初ゴールへ意欲。「チームとしても、この2戦は何が何でも勝たないといけない」と引っ張る覚悟を示した。