国際サッカー連盟(FIFA)が汚職事件を受けて設置した「2016FIFA改革委員会」のカラード委員長が3日、ベルンでの初会合を終えて記者会見を開き、10月末までに改革の素案を作成する方針を明らかにした。次回の会合は10月16日から18日にベルンで開かれる。

 今回の会合ではFIFAのスカラ監査・法令順守委員長から現状を聞いた上で、組織統治や財政構造、FIFAの各委員会の権限などについて討議したが、カラード委員長は「まだ具体的な提案ができる段階に至っていない」と話した。

 今後は素案を12月に日本で開かれるFIFA理事会に諮り、最終的に来年2月の臨時総会で改革案を提案する予定とした。