ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)が、リーグ今季2度目の出場機会なしに終わった。8月29日のエンポリ戦(ホーム)以来、4試合ぶりの先発落ちで出番なし。前半にDFに退場者が出たことも響いたが、声が掛かる気配はなかった。チームは格下に敗れ、勝ち点9のまま(ジェノアは6)。試合後は取材エリアに姿をみせず、足早に帰路に就いた。

 けがの癒えたMFベルトラッチが中盤に復帰し、MFボナベントゥーラがトップ下に上がった。ゴールやアシストという結果を出していない背番号10は押し出された格好だ。中盤から前線にかけてプレーできるスソ、チェルチ、ポリといった選手も出番がなく層が厚い。本田はミハイロビッチ体制下での起用はトップ下のみ。このままではベンチが定位置になる可能性もある。(ジェノバ=波平千種通信員)