ACミランFW本田圭佑は左FWで先発し、後半35分までプレーしたが不発に終わった。

 前半に放った2本のシュートは枠を外し、後半11分の左足シュートは相手GKにはじかれた。同21分にはこぼれ球をスライディングで押し込もうとしたが、相手DFに阻まれた。

 インテルミラノDF長友佑都は左サイドバックで先発。途中から3ボランチの右に入り、前半で退いた。

 試合は前半12分、ACミランのパスミスからMFコンドグビアが左足シュートを決め、これが決勝点となり、1-0でインテルミラノが勝利した。

 試合後、本田は報道陣に軽く会釈しながら引き揚げ、長友は「お疲れさまです」とだけ言ってミックスゾーンを通り過ぎた。

 ACミランのミハイロビッチ監督は「また1ゴールを相手にプレゼントしてしまった。本田が2、3本シュートしてチャンスを作ったが、ゴールにはならず負けてしまった。本田に関しては、相手キーパーのカリッツォが非常にいいパフォーマンスを見せていたこともある。サッスオーロ戦までにはまだ4日ある。あらゆることを判断して戦いに挑む」とコメントした。

 インテルミラノのマンチーニ監督は「今日試合に出た選手たちは皆よくやっていた。長いこと試合に出ていない選手たちも能力を示していた。この試合を軽く見たわけではないが、選手の何人かは休まなければならなかった」と話した。

 この試合はシルビオ・ベルルスコーニ会長の父親、ルイジに捧げられたもので1991年から行われている。観戦したベルルスコーニ会長は「何も言うことはない。ただ勝った方がよかった。皆も知っているように、勝つ時に話して負けた時は黙っているものだ」と話した。