13日付独ビルト紙は、マンチェスターUのルイス・ファンハール監督(64)が、ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督(42)に怒っているという記事を掲載した。

 理由はマンUからドルトムントへ期限付きで移籍しているベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイ(20)に十分なプレー時間が与えられていないことだという。

 ヤヌザイには多くの欧州トップクラブが獲得に名乗りを上げていたが、ドルトムントが一歩先に出て期限付きでの獲得に成功した。しかしヤヌザイはベンチを温めるばかりで出場機会を得られていない。

 もともとファンハール監督はヤヌザイを放出する気はなく、マンUで得られない出場機会をドルトムントで与えてもらい、高いレベルでの経験を積ませるもくろみだった。

 だが香川やロイスらを擁し、中盤の層の厚いドルトムントでさらに出場機会が減ってしまった。

 英デーリーミラー紙は今冬にマンUがヤヌザイを取り戻すという記事を掲載したが、ドルトムントのチームマネジャー・ツォルク氏は「そんなオプションはないし、契約書にもない」と否定しているという。