ドイツ・ハノーバーで17日(日本時間18日)に予定されていた親善試合ドイツ-オランダ戦は、テロの恐れがあるとして中止となった。独メルケル首相が観戦予定だった。ドイツ警察当局が爆発物などを探したが、見つからなかった。

 ビルド紙によるとドイツ当局は試合開始30時間前に、名前が知られている北アフリカの過激派グループが爆薬、手りゅう弾、銃などの武器を携帯し、テロを計画しているという情報を入手したという。

 フランスの情報活動部門からも親善試合を襲撃する計画があるという情報がもたらされた。ハノーバー警察のクルーヴェ本部長は「スタジアムが襲撃されるという情報が入ってきた。決定的な情報は開場15分前に届けられた」と説明。選手たちはスタジアムに向かう途中で知らせを受け、安全な場所へと避難。メルケル首相もハノーバーに向かう途中でベルリンへと引き返したという。