日本代表DF長友佑都(29)が所属するインテルミラノは、ホームで2部カリャリを下し、準々決勝に進出。長友はフル出場した。3部アレッサンドリアはアウェーでジェノアに延長戦の末、2-1と競り勝ち、79年ぶりの快挙を達成。3部クラブの8強は32年ぶり。

 インテルミラノ長友は左サイドバックで公式戦2試合連続のフル出場。後半32分からMFメデルに代わってキャプテンマークを巻き、チームを引っ張った。チームはリーグ戦も首位と好調。試合後の取材エリアで「雰囲気がめちゃくちゃいい。この状況でインテルから出たいと言う方がおかしい。練習場に行ったら家族のように落ち着く」とクラブ愛を強調した。アウリジオ技術部長が長友に近寄り「契約書にサインを待つだけにしとくよ」と笑いながら告げると、長友は「準備はできています」と答えた。(西村明美通信員)