雪の舞う中で行われた試合で、ヘルタがFW原口元気の決勝ゴールで3-2で2部のハイデンハイムを下し、35年ぶりの準決勝進出を決めた。

 前半10分にセットプレーから先制を許したヘルタは同14分、右サイドのMFダリダからのクロスをニアでDFバイザーが頭で流し、ファーからFWイビセビッチが右足で蹴り込んで同点に追いついた。同21分にはバイザーの右サイドからのクロスを、ニアへ走り込んだイビセビッチが右足ボレーで合わせて勝ち越しに成功。さらに後半13分、左サイドでダリダからのパスを受けた原口がドリブルでペナルティーエリア内へ切れ込み、フェイントで相手DF3人をほんろう。最後は倒れ込みながらも右足シュートをゴール右に突き刺してリードを広げた。同37分にPKを決められて1点差に迫られたが逃げ切り、結果的に原口のゴールが決勝点となった。

 原口は右MFでフル出場した。

 ヘルタは準決勝でMF香川真司が所属するドルトムントと4月19日か20日に対戦する。