ラツィオが最下位ベローナにホームで5-2で競り勝ち、暫定7位に浮上した。

 ラツィオは前半45分、MFカタルディのスルーパスをFWマトリが左足で流し込んで先制し、後半5分にはカタルディのペナルティーエリア左奥からの折り返しを、中央でフリーとなったMFマウリが左足で蹴り込んでリードを広げた。さらに同24分にゴール前の混戦からMFアンデルソンが右足シュートを決めて3点目を奪った。同27分、34分と立て続けに失点して1点差に迫られたが、同37分、FWクローゼの完璧な浮き球クロスをMFケイタが鮮やかな右足ボレーを決めて突き放し、同45分にはMFカンドレバがPKを決めてダメ押しした。

 ラツィオは10勝6分け9敗の勝ち点36で暫定7位。ベローナは勝ち点15の最下位で、残留圏内の17位サンプドリアとは9差。

 なお、この試合は3日のナポリ戦でサポーターが人種差別的ヤジを飛ばして試合を中断させたことによる制裁のため、スタンド一部が閉鎖されて行われた。