国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会は12日、1月にFIFA事務局長を解任となったジェローム・バルク氏に12年間の活動停止処分と罰金10万スイスフラン(約1150万円)を科すと発表した。

 倫理委は、バルク氏が在職中にFIFAの旅費とチャーター機を使って何度も私的な旅行をしたことや、2018年、22年ワールドカップ(W杯)のカリブ海地域向けの放送権を市場価格よりはるかに安い額で販売する、W杯チケットの不正転売を促す、自身に対する倫理委の捜査の証拠隠滅など、FIFA倫理規定の7項目に違反する行為があったと認定した。