ドルトムントがホームでハノーバーを1-0で下した。

 後半12分、MFムヒタリャンが左サイドからドリブルで中央へ切れ込んで右足シュートを決め、これが決勝点となった。

 MF香川真司は2戦ぶりに左MFで先発し、昨年12月19日のケルン戦以来のフル出場を果たしたが、得点には絡めなかった。

 香川は「厳しい試合。前半に何本かいい崩しはあったが、決定機という意味では物足りなかった。後半に入っても相手を押し込む時間帯というのがなかった。勝ったことに救われた。ボールを受けたときに窮屈な状況が多くミスにつながった。後半戦が始まって4試合だが、なかなか目に見えるものがついてきていない。(久々のフル出場に)コンディションという意味では悪かったというか、試合勘を含めてきつかった。(前節ヘルタ戦で遠征メンバーから外れ)まだまだ自分に物足りないものがあると受け止めるしかない。こういう状況に打ち勝つためにどうしたらいいのかというのが戦い。これをポジティブなものにしてやらないと、絶対に乗り越えられない。1日でも早くそれを結果で証明していけるように頑張りたい」と話した。

 トゥヘル監督は「実際よりも簡単に見えることは多いが、今日の試合はそうではなかった。最初の20分でいくつか素晴らしいチャンスがあったが、それをいかせなかった。その後はどんどんタフな試合になっていった。私たちのパフォーマンスに改善点があったのは確かだが、勝ち点3は喜んでもらっておきたい」と話した。

 ドルトムントは15勝3分け3敗の勝ち点48で、首位Bミュンヘンに暫定で5差とした。