バルセロナがFWメッシのハットトリックなどで、アウェーでRバリェカノに5-1で圧勝し、リーグ戦9連勝を果たした。さらに、昨年10月から続く公式戦無敗記録を35戦に伸ばし、Rマドリードが88-89年にマークしたスペインのクラブとしての最長記録を更新した。

 バルセロナは前半22分、相手GKのキャッチミスをMFラキティッチが右足で押し込んで先制。同23分には相手パスカットからのカウンターで、メッシがドリブルで持ち込み、FWネイマールとのパス交換から左足で流し込んだ。同42分に相手DFジョレンテが一発レッドで退場した後の後半8分にも、FWスアレスのシュートが右ポストに当たったはね返りをメッシが押し込み3点目を奪った。

 同12分に失点したが、同22分、相手MFイトゥーラが一発レッドで退場しRバリェカノは9人に。圧倒的に数的有利となった同27分、右サイドでパスを受けたメッシが、ドリブルから相手GKとの1対1を冷静に決め、バルセロナでは通算35度目のハットトリックを達成した。メッシは今季19得点目でトップのスアレスとは6差。さらに同41分、左サイドからのDFマテューのクロスを、フリーのMFトゥランがあっさりと頭で決めた。

 ルイスエンリケ監督は「このチームがこのレベルの決定力と試合強度を持っていれば簡単に止める事は出来ない。最高の形で試合に入ったし、しっかりとした意識を持ったプレーでチャンスを作った。危ないとは思わなかった」と話した。

 バルセロナは22勝3分け2敗で、勝ち点を69と伸ばした。2位Aマドリードとは8差。