オランダが生んだサッカーの世界的名手、クライフ氏の死去に世界中から惜しむ声が寄せられた。同氏の古巣、バルセロナ(スペイン)でプレーするアルゼンチン代表のメッシ選手は「伝説がまた一人、この世を去った」と自身のフェイスブックに投稿した。

 バルセロナは公式サイトで「知性にあふれ、卓越した技巧とリーダーシップであっという間にクラブの象徴になった」と選手時代の功績を紹介。監督としても「並外れたプレースタイルであらゆる人を驚かせた『ドリームチーム』をつくり上げた」とたたえた。

 英BBC放送(電子版)によるとオランダ・サッカー協会は「あまりの大きな喪失に言葉が見つからない。オランダが生んだ最も偉大なサッカー選手で、世界でも史上最高の選手の一人だ」との声明を発表した。

 1974年のW杯決勝で、お互い主将として相まみえた元西ドイツ(現ドイツ)代表DFのベッケンバウアー氏は短文投稿サイトのツイッターで「ショックを受けている。私にとって彼はとても仲のいい友人だっただけでなく、兄弟のような存在だった」とつづり、2人が写った写真を添えてその死を悼んだ。