MF香川真司が所属するドルトムント(ドイツ)が勝利目前のロスタイムに失点し、2戦合計4-5でアウェーでリバプール(イングランド)に敗れ、準決勝進出はならなかった。

 香川はトップ下で先発。前半5分の先制点の場面ではドリブルで前に運び、MFカストロへパスを出すなど、先制点の起点になった。前半はリバプールにボールを支配される中でも、ドルトムントは少ないタッチでボールをつなぎ、周囲のコンディションの良さにつられるように、香川もテクニカルな動きを披露するなど躍動していた。しかし後半に入ると、前半よりもさらに守備に時間を割かれるようになり、徐々に試合から消えていき、後半32分に退いた。

 香川は「最後の最後でやられたんで…。悔しかったです。2点差を常に維持できた中で逆転負けをするというのは…。後半だけで4失点というのはちょっと受け入れがたいが、リバプールと対戦して『強いな』と肌で感じた。1人1人のプレーの質、強さ、フィジカルの強さに耐えることができなかった。(最後の時間帯は)守備の統一感はなかったのかもしれない」と話した。