MF乾貴士(27)のエイバルは、ホームでRソシエダードに2-1で競り勝ち、9試合ぶりの白星を挙げた。乾は左MFで先発。後半23分まで出場したが得点に絡めなかった。3位Rマドリードはアウェーでヘタフェに5-1と大勝。1試合消化の少ない首位バルセロナに勝ち点差1と肉薄した。

 乾は1部残留確定と言われる勝ち点41に到達し「ほぼ決まったのはいいことですし、うれしく思っています」と笑顔を見せたが、震災の話になると厳しい表情に。「津波がなかったのは幸いだったけど、被害はすごかった。早く収まって欲しい。ちょっとでも勇気付けられるために、これからも頑張るしかない」とコメント。また「シーズンが終わって何か自分にできることがあれば、何か相談してできればいいなと思っています」と、被災者の力になる活動をしたいと話した。(山本孔一通信員)