MF香川真司が2点に絡む活躍を見せ、ドルトムントがFW原口元気の所属するヘルタを3-0で下し、3季連続の決勝進出を決めた。5月21日に行われる決勝では、4季ぶり4度目の優勝を目指し、Bミュンヘンと対戦する。

 4試合連続でスタメンに名を連ね、フル出場した香川は「ヘルタが守備的に来るのは分かっていたので、先制点は大きかった。相手の左サイドのスペースが空いていたので、そこをうまくつけた」と自らの右からのクロスが先制点につながったシーンを振り返った。2点目のFWロイスの得点をアシストしたことについては「2点目が勝負どころだと思っていた。体力的にすごくキツかったが、しっかりとコントロールして集中して折り返せた。良い精神状態でプレーできた」とした。

 そして、「守備への意識、ボールを奪われた後の切り替え、前への意識などへの全員の意識がすごく高く、そこに対する速さや強さで圧倒した。(原口)元気もそうだと思うが、何も出来ないような状況があった。やはりカップ戦の準決勝で雰囲気も良かった。リーグとは違う1勝の重みがある。本当にみんなが集中してやっていた」と大一番でのチーム状態の良さを強調。Bミュンヘンとの決勝へ向けては「ここからの4週間がすごく大事。決勝だけを見すえて調整するのではなくて、1週間、1週間、本当に素晴らしい練習をして、それを4週間繰り返したい」と意気込んだ。