第2戦が行われ、リバプール(イングランド)がホームで3-0でビリャレアル(スペイン)を下し、2戦合計3-1で逆転で決勝進出を決めた。

 第1戦のアウェーを0-1で落としていたリバプールは、立ち上がりの決定機をしのいだ後の前半7分、左サイドからのFWフィルミーノのクロスがオウンゴールを誘い2戦合計1-1に追いついた。後半18分にはゴール前のこぼれ球を拾ったフィルミーノのスルーパスから、FWスタリッジが相手GKの股間を抜く左足シュートを決め、ついに2戦合計2-1と勝ち越し。さらに相手DFが2枚目のイエローカードで退場した後の同36分、フィルミーノが左サイドをドリブル突破しペナルティーエリア奥から折り返し、スタリッジのシュートはヒットしなかったが、こぼれ球をMFララナが押し込んで決定的な3点目を奪った。

 クロップ監督は「ワンダフル・ナイト。我々にとっては素晴らしい試合だった」と喜び、「多くのチームが決勝進出を狙っている。簡単な道ではない。今、我々はそこへ進み、大きなチャンスが目の前にある。それをつかみたい」と意気込んだ。

 15年ぶり4度目の栄冠を目指し、18日にスイス・バーゼルで行われる決勝では、3連覇を狙うセビリア(スペイン)と対戦する。