今季限りでフランス1部パリサンジェルマンの退団を表明しているFWズラタン・イブラヒモビッチ(34)が、ラストマッチで2得点を挙げ、今季38得点としてクラブシーズン最多得点を樹立した。

 13日に自身のブログで「(14日の試合がパリで)最後の試合になる。キングのようにやってきて、レジェンドのように去る」と退団を表明。迎えた今季最終節のナント戦に先発し、前半17分の得点で1977-78年シーズンに37点を挙げたビアンチに並ぶと、後半44分にこの日2点目で新記録に到達した。

 直後に自身の娘と息子をピッチに招いて祝福。子どものユニホームの背中にはツイッターで記された「キング」と「レジェンド」の文字。子どもにキスをした後、交代枠が残っていなかったが、3人でピッチから去り、観客から惜しみない拍手が送られた。試合後に「これからも(PSGが)タイトルを獲得できるといいな。俺がいないから難しいとは思うが可能性はあるよ」と最後まで“イブラ節”さく裂だった。