スペイン1部セビリアへの移籍が決定した日本代表MF清武弘嗣(26)が25日、羽田空港着の航空機で帰国した。

 メディカルチェックを終えて正式に入団が決まり、本拠地を見学した清武は「選手と会ってないけど、素晴らしいスタジアムを見られたし、何となく感覚をつかめました。早くあのピッチに立ってプレーしたい」と胸を高鳴らせた。

 背番号については「まだどうなるか分からない」とした上で、「10番をつけたいと言って帰りました」とクラブ側へ要求したことを明かした。

 セビリアの10番といえば、かつてディエゴ・マラドーナ氏が付けた背番号。「すごい偉大な番号だと思うし、海外で10番は結果を求められるし、いいプレーを求められる。そういう意味では大事な番号なので付けたい気持ちはある」と話す。

 目標に関しても改めて「10ゴール10アシスト」と強調した。激しいポジション争いも予想されるが「僕が待ち望んだことですし、それに勝つことによって自分自身レベルアップできると思う」と意気込んだ。

 契約前にはエイバルMF乾貴士(28)と連絡を取り、「僕とか乾君とかのタイプの選手が多いので、その中で高い技術を求められる。本当に技術の高い選手が多いので、どういったことが出来るか楽しみですし、自分と同じイメージを持った選手がたくさんいるのはすごいワクワクする」と話した。