初出場のアイスランドが番狂わせを演じてベスト8の最後の椅子を引き寄せた。

 前半4分にPKで先制されたが、2分後にR・シグルドソンが同点ゴール。ハルグリムソン共同監督が「あれが心理的にはとても重要だった」というゴールで息を吹き返し、前半18分にはゴール前で細かくつないでシグソルソンが勝ち越した。

 その後はMFとDFの8人が整然とブロックをつくってイングランドの攻撃陣に自由を与えず、逃げ切った。勝利が決まると、選手はサポーターの陣取るスタンドの一角へと一目散に駆け寄り、喜びを分かち合った。