G大阪からアウクスブルクへ移籍する日本代表FW宇佐美貴史(24)が30日、ドイツへ向けて大阪空港から出発した。

 2回目となる欧州挑戦。「(初めて挑戦した)19歳の時は不安もあった。今回はスーパーフラット(な状態)。昨日も午後11時には寝て、爆睡した」と、堂々とした面持ちだった。

 前回よりも成長したところでは、愛娘菫(すみれ)ちゃんが誕生してから趣味としている「ギターの腕前…」と、笑いを誘い「あ、サッカーですか? 先に言って下さいよ。全てにおいて成長できている」と自信をのぞかせた。

 G大阪でのラストマッチとなった25日名古屋戦終了後は「ゆっくりしていた」という。挫折を味わった1回目の挑戦から復帰後、G大阪の3年間で公式戦129試合75ゴールを記録した。「アウクスブルクはいいサッカーをしているチーム。飛躍していきたい」。確かな手応えと自信を持って、宇佐美は新天地でさらなる成長を目指す。

 今後は7月1日にメディカルチェックを受け、翌2日から練習に合流する予定。