セビリアの日本代表MF清武弘嗣(26)に強力なライバルが現れた。

 ブラジル1部サンパウロのシウバ会長は12日、MFガンソ(26)がセビリアへ移籍すると明言した。移籍金950万ユーロ(約10億4500万円)で大筋合意したという。セビリアのモンチ・スポーツディレクターも「クリアすべき部分はあるが楽観視している」と交渉が最終段階であると認めた。

 ガンソはサントス時代にネイマール(現バルセロナ)とコンビを組み、クラブW杯で準優勝。鋭いパスで味方を操る典型的10番だ。 右足内転筋の違和感で11日の練習を欠席した清武は全治3~4週間と診断された。プレシーズンの米国遠征メンバーから外れ、ビザの手続きもあるため日本へ一時帰国するという。うかうかできない状況になりそうだ。