元日本代表MF細貝萌(30=ヘルタ)の完全移籍で基本合意していたブンデス2部シュツットガルトが、獲得を正式に発表した。同1部ヘルタへ支払う移籍金は最大で推定100万ユーロ(約1億1600万円)。すでにサインをかわし、今日26日にもチームに合流する。

 細貝は26日未明に公式ブログで報告した。「正直言って今回のこの決断は僕にとって本当に難しいものとなりました」とつづり、日本国内を含む複数クラブからオファーを受けていたことを明かした。またヘルタを指揮するダルダイ監督のもとでは構想外で「ヘルタでは現在の監督になってからは僕の立場は本当に厳しい状況で、ベンチ外での生活が続き、スタメンで試合に出るチャンスは1度もありませんでした。でもこれが僕の実力だと思っています。こういった経験は僕にとって本当にいい経験となりました!!」と苦しい立場だった本音を打ち明けている。

 複数の関係者によると、契約年数は2年。41年ぶりに2部へ降格した名門復活とともに、細貝自身も再びはい上がっていく。