今夏からアウクスブルクへ移籍した日本代表FW宇佐美貴史(24)は、移籍後初の公式戦でベンチ入りするも出番がなかった。

 ブンデスリーガの開幕まで約1週間。欧州2度目の挑戦で「今月に入ったくらいからコンディションも上がってきた。フィジカル的な状態は全然悪くないし、戦術的な理解もしっかりできていると思う。日頃の練習からアピールはできているし、それを続けていけば何の問題もない。『まずは自分はこれだけできるんだ』という主張をプレーでしていければ」と、自らを分析した。

 チームはプレシーズンマッチを重ねて、得点力不足が課題。宇佐美は「まずはしっかり出番を勝ち取ることと、出番を勝ち取ればしっかり結果を勝ち取ること。これを、しっかり続けてやっていけば、当然自分にチャンスは大きく返ってくる」と意気込んだ。

 今月に入り、妻蘭さんと愛娘の菫ちゃんがドイツ入り。オフにはノイシュバンシュタイン城へ出掛けるなど楽しい時間を過ごした。「家族も来てくれて、そういうサポートも感じていますし、サッカーから離れた時はもう、しっかりリラックスする時間を与えてもらっている。よりサッカーに打ち込みやすいかなと思います」と、穏やかな父親の表情も見せた。