アーセナルに加入した日本代表FW浅野拓磨(21)は26日、MF細貝萌(30)が所属するドイツ2部シュツットガルトへ、1年間の期限付きで移籍することが決まった。背番号は11。

 シュツットガルトのスポーツディレクター、ヤン・シンデルマイザー氏は「タクマは我々の前線(に欠けているもの)をパーフェクトに補ってくれる。常にゴールを狙う動きを見せ、両足が使え、スピードがあり、非常に運動量がある。細貝萌の存在も大きな助けになった。また(元浦和監督の)ギド・ブッフバルトも早くから浅野に関心を示しており、それから我々も彼にフォーカスを合わしていた。我々クラブも、彼も上を目指したいという思いがあり、そこが素晴らしく合致した」とコメントした。

 浅野の一問一答は次の通り。

 -ハロータクマ、シュツットガルトにようこそ。調子はどうですか?

 ありがとうございます。元気ですよ。ここに来れてすごくうれしいです。シュツットガルトでの時間を楽しみにしていますし、クラブが目的を達成する力になれるように貢献したいです

 -ドイツサッカーは日本でどのようにとらえられていますか?

 日本にいるときからドイツサッカーとブンデスリーガを追っていました。でも試合を生放送で見る時間はあんまりなかったです。シュツットガルトのことは、岡崎慎司、酒井高徳選手がプレーしていたので知ってました。僕もここシュツットガルトでプレーすることができてうれしいです。

 -ピッチ外ではどういうタイプですか?

 僕はコミュニケーションをよく取るタイプだと思います。大家族だったのがその理由かもです。ピッチ上ではスピードに乗って1対1を仕掛け、シュートを狙うプレーを心がけています。

 -岡崎慎司、酒井高徳は過去ここでプレーをし、今は細貝萌選手がプレーしています。彼らとコンタクトはとってみましたか?

 慎司さんと高徳さんは代表チームで知っています。でもまだ2人とシュツットガルト移籍について話をしていません。細貝選手とはシュツットガルトでもうお会いして、話をしました。

 -ジャガーというニックネームがあるそうですね。どこから来たアイディアなんですか?

 僕はスピードが武器の選手だったので、古巣のサンフレッチェのサポーターがジャガーというニックネームをつけてくれました。僕のゴール後のパフォーマンスはそれに合わせたものです(笑い)。