ヘルタの日本代表FW原口元気(25)は、ホームでのフライブルク戦で2得点を演出し、チームを開幕白星に導いた。左MFでフル出場。後半17分に、縦パスからFWダリダの先制点を演出。1-1の終了間際にはミドルシュートから決勝点が生まれた。

 原口の粘り強いプレーが、劇的勝利を呼び込んだ。後半50分、ルーズボールを拾い、右足のミドルシュートを放った。こぼれ球が味方に転がり、最後はFWシーバーが決めた。原口は「(決勝点は)自分が決めたかったけど、勝てて本当によかった」と喜んだ。独誌キッカーでは原口に「全身全霊を挙げて持ち込み、疲れ知らずのパフォーマンス」と、チーム最高評価の2(最高が1、最低が6)を与え、試合の最優秀選手に選出した。(鈴木智貴通信員)