MF香川真司が所属するドルトムント(ドイツ)がビハインドを2度追いつき、ホームでRマドリード(スペイン)と2-2で引き分けた。

 ドルトムントは前半17分、カウンター攻撃でFWベールのヒールパスからロナルドに右足シュートをゴール左に突き刺されて先制を許した。同43分にFWゲレイロの左足のFKが相手GKにはじかれ、相手DFバランに当たってこぼれたところをFWオバメヤンが右足で押し込んで同点に追いついたが、後半23分、ショートコーナーからロナルドの左サイドからのクロスをファーでFWベンゼマに右足を合わせられ、右ポストからクロスバーと当たってこぼれたところをバランに左足で流し込まれて再びリードを許した。しかし、同42分、右サイドを交代出場のMFプリシッチがドリブル突破しペナルティーエリア右からクロス。中央でオバメヤンが競ってこぼれたボールを、これも交代出場のMFシュルレが1トラップから左足を振り抜いて同点ゴールを決めた。

 香川はベンチ入りしなかった。

 トゥヘル監督は「フェアな結果になったと思う。前半は非常に良く、試合を支配していたが、最後の3分の1ではパスの正確性、アグレッシブさが欠けていた。だから先制点を奪うことができなかった。後半立ち上がりもすぐに2回チャンスがあったが、それを決めることができなかった。我々は小さなミスを重ねてしまったが、レアルは我々がミスをするたびに、より力を強めていった」と話した。

 ドルトムント、Rマドリードはともに1勝1分けの勝ち点4。