Aマドリード(スペイン)がBミュンヘン(ドイツ)をホームで1-0で下し、2連勝で首位に浮上した。

 前半35分、相手クリアを拾ったFWグリーズマンのスルーパスにMFカラスコが反応。ドリブルで持ち込みペナルティーエリア左外から左足を振り抜くと、ボールはグラウンダーで右ポストをたたいた後にゴールに飛び込んで先制。後半39分にはDFフィリペ・ルイスが相手MFビダルに倒されてPKを獲得。しかし、グリーズマンの左足キックはクロスバーを直撃し追加点を挙げることはできなかったが、1点差のまま逃げきった。

 シメオネ監督は「今日は全てのことが良かった。相手はトップクラスのチーム。アトレチコにきてから最高の試合のひとつだ」と勝利を喜んだ。決勝点のカラスコは「バイエルンに勝つことがとても大事だった。チームは本当にハードな仕事をした。勝ち点3を取れて本当に幸せ。得点は運があった。昨シーズンは外れるかポストだったからね。今日は中に入ってくれた」と話した。PKを外したグリーズマンは「間違いなくこれが失敗した最後のPKじゃないよ。決めるつもりだけど入るときもあれば入らないときもある」とした。

 1勝1敗で2位に後退したBミュンヘンにとってスペインは鬼門で、欧州CL準決勝で14年4月にRマドリード(0-1)、15年5月にバルセロナ(0-3)、16年4月はAマドリード(0-1)に敗れている。