MF香川真司が所属するドルトムントが2部のウニオン・ベルリンを1-1からのPK戦で下し、3回戦進出を決めた。

 前半44分にドルトムントがオウンゴールで先制したが、後半36分にセットプレーからのこぼれ球をミドルシュートを決められ追いつかれ、120分間でも決着が付かずPK戦へもつれ込んだ。PK戦ではMFデンベレ、DFギンター、MFゲッツェと先行のドルトムントが3人連続成功。GKバイデンフェラーはウニオン・ベルリンの1、2番手をセーブし、最後は3番手のキックがクロスバーを直撃し、ドルトムントが勝利を手にした。

 ベンチ入りしたが出場機会のなかった香川は、「勝って良かったと思う」と勝利を喜んだ。後半途中でアップしたが「たぶん(出場は)ないとは思ってたんですけど、準備だけは。次にしっかりとまた頑張りたいと思います」と、29日の次戦シャルケとのルールダービーへ向けて気持ちを切り替えていた。

 トゥヘル監督は「非常にハードな一戦だった。観衆のみんなには賛辞を送りたい。彼らこそ、PK戦の結果を決めた要因だった。おそらく(この日ベンチ入りしなかった)オバメヤンは土曜に再び起用可能になるだろう。またシュールレとゲレーロも木曜にトレーニングに合流する」と話した。