独ビルト紙は、フランクフルトのヒュブナー・スポーツディレクターが日本代表MF長谷部誠(32)のことを「日本のベッケンバウアー」と称し、コバチ監督はかつての代表主将、宮本恒靖と比較しているという記事を掲載した。

 ザルツブルク時代に宮本とともにプレーしたことがあるコバチ監督は長谷部に「お前は日本で伝説の存在である宮本のような選手だ。今はお前こそが伝説の存在だ」と話したという。

 176センチと小柄ながらセンターバック(CB)としてプレーしていた宮本のように、コバチ監督は180センチの長谷部がボルシアMG戦で5バックの中央でプレーし、時にはリベロのように積極的に攻撃に絡むプレーをしたことを気に入った様子。

 ビルト紙はボルシアMG戦の長谷部について「CBの位置から守備陣を統率し、気の利いたパスでゲームを組み立てた。今季ベストのプレー」と記し、採点では高評価の2をつけた(1~6で1が最高)。

 長谷部は「1度もリベロのポジションでプレーしたことはないけど、楽しかった。この役割を心地よく感じている」と話し、コバチ監督も「彼が後ろでプレーすることで(プレーの)バリエーションが増えている。非常によくやった」と褒めており、再び同じポジションで起用される可能性もある。