DF長友佑都が所属するインテルミラノ(イタリア)がアウェーで2-3でベエルシェバ(イスラエル)にまさかの逆転負けを喫し、敗退が決定した。

 インテルミラノは前半12分、左サイドからのMFエデルのクロスに、ニアでFWイカルディが右足を合わせて先制。同25分にはペナルティーエリア右外でパスを受けたMFブロゾビッチが、中央へ切れこみ左足で左ポストをたたきながらもねじ込んで、前半を2-0で折り返した。しかし、後半13分、右クロスからFWルシオ・マラニョンにヘディングシュートを決められて1点差となり、同24分、前半終盤の遅延行為でイエローカードを受けていたGKハンダノビッチが、相手FWブザグロを倒し2枚目のイエローカードで退場。MFバネガに代わりGKカリーソが今季初出場したが、FWヌワカエメのPKは止められず同点に追いつかれた。さらに同ロスタイム、スルーパスをあっさり通され、最後はフリーとなったFWサハルにGKとの1対1を右足で決められて力尽きた。

 長友は左サイドバックでフル出場した。

 インテルミラノは1勝4敗の勝ち点3で1試合を残し敗退が決定した。

 ピオリ監督は、試合後「様々な状況で練習が必要だという事が分かった。95分間チームでプレーしなければならない。終わった事は仕方がない」と話し、イカルディは、「45分は良いプレーが出来たが、後半は忘れたいようなインテルだった」と悔しがった。

 K組はスパルタ・プラハ(チェコ)が勝ち点12で1位突破を決め、DF吉田麻也が所属するサウサンプトン(イングランド)とベエルシェバが勝ち点7で並んでいる。