ブラジルのサッカークラブ、シャペコエンセの一行が乗ったチャーター機が28日夜(日本時間29日)、コロンビア中部メデジン近郊で墜落した。コロンビアのサントス大統領は29日、6人が生存していると明らかにした。ロイター通信などは乗客乗員75人が死亡したと伝えた。シャペコエンセは09年に神戸を率いたカイオジュニオール氏(51)が監督を務め、元Jリーガー4人も乗っていたが、コロンビア航空当局が発表した生存者名簿に5人の名前はなかった。

 J2千葉で13年に得点王に輝いたケンペス選手、05年に柏で29試合8得点のクレーベル選手、昨年、川崎Fで4試合に出場したアルトゥールマイア選手ら、シャペコエンセの選手たちは来夏に来日する可能性があった。Jリーグ村井チェアマンが茨城・鹿嶋市内で「もし南米杯で優勝していれば(日本で来夏に開催予定の)スルガ銀行チャンピオンシップに出る権利があった。日本に来ていたかもしれない」と神妙に話した。カイオジュニオール監督が09年に率いた神戸の関係者は「何とか無事で」と話した。