ブラジルのサッカークラブ、シャペコエンセの一行が乗ったチャーター機が28日夜(日本時間29日)、コロンビア中部メデジン近郊で墜落した。コロンビアのサントス大統領は29日、6人が生存していると明らかにした。ロイター通信などは乗客乗員75人が死亡したと伝えた。シャペコエンセは09年に神戸を率いたカイオジュニオール氏(51)が監督を務め、元Jリーガー4人も乗っていたが、コロンビア航空当局が発表した生存者名簿に5人の名前はなかった。

 難を逃れた元Jリーガーもいた。昨季福岡に所属したMFモイゼス(25)は故障のため、遠征メンバーに入らなかった。事故の一報を受けた福岡の強化部が本人と電話をし、無事を確認した。また、カイオジュニオール監督の息子マティオス・サロリさん(24)は同行する予定でサンパウロまで来たが、パスポートを忘れて出国できなかったという。