スイスのメディアは30日、同国の検察当局がサッカーの2006年W杯ドイツ大会招致を巡る買収疑惑で、国際サッカー連盟(FIFA)元事務局長のウルス・リンジ氏を捜査対象に加えたと報じた。既にスイス国内にあるリンジ氏の自宅などを家宅捜索したという。

 当局の声明によると、捜査はドイツ連盟による670万ユーロ(約8億円)の送金にかかわるもので、リンジ氏も関わった疑いがあるという。

 同氏は02~07年にFIFA事務局長を務めた。