今季磐田から加入したヘーレンフェインMF小林祐希(24)が移籍後初ゴールを決めた。敵地でのゴーアヘッド・イーグルス戦にフル出場。2-1の前半45分に味方のシュートが左ポストに当たり、こぼれ球を左足で押し込んだ。チームは3-1で勝った。

 小林は欧州初得点に「うれしかった」と言いつつも、試合の出来には「満足していない」と振り返った。「ミスが多かった。ゴールがなかったら、どんな1日になっていたか…」。2日前に監督から「前に行け」と司令塔の動きを指示されながら、試合前には「バランスをとれ」と変わり迷いが生じた。そんな中、攻守に走りまくり何度も敵陣深く入り込み、ゴールで報われた。

 本人は「ゲームをコントロールできなかった」と反省も、サポーターからは「自己批判できる姿が素晴らしい」と評価されている。「今日はいつもより前に行って忙しい試合だったけど、意外と90分(体力が)持った」と収穫もあった。指揮官の要求の多さにも「信頼してくれているから、僕も監督を信頼して頑張る」と最後は前向きだった。