伝統の一戦「クラシコ」で、首位Rマドリードは敵地でバルセロナと1-1で引き分け、勝ち点6差は変わらなかった。0-1の試合終了間際、MFモドリッチのFKにDFセルヒオラモスが頭で合わせて同点。今季リーグ戦全14試合で得点を挙げ、クラブの公式戦無敗記録を33試合に伸ばした。レアルは7日欧州CLドルトムント戦、10日デポルティボ戦を終えると、クラブW杯のため来日する。

 土壇場で同点ヘッドを決めたセルヒオラモスは「兄弟のようなモドリッチの球に合わせることは簡単。目を見なくても分かり合える」と連係の良さを強調した。同時に主将らしく「うちは試合終了の笛が鳴るまで戦い続ける。それが義務。ただ、これで騒いだりする必要はない」と早くも次戦に気持ちを切り替えた。ジダン監督も「強敵と戦い、重要な勝ち点1を得た。チームの魂を示し、最後まで信じて戦った」と満足げだった。