Rマドリードのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナルド(31)は昨年1億9100万ポンド(約284億円)を稼いでいたことが明らかになった。10日付の英紙サンが報じた。

 ロナルドの代理人メンデス氏が経営する「Gestifute」は9日、同選手がタックスヘイブン(租税回避地)に報酬の一部を転送していると報道されたことから、スペインの財務・公共行政省によって発行された書類を公開した。

 書類によると、ロナルドは15年にスペイン以外の国で、2億300万ポンド(約302億円)の資産と肖像権料を保持しているという。ロナルドがイギリス領バージン諸島に2009年から1億2600万ポンド(約187億円)の肖像権料を隠し持っているという書類がリークされていた。

 同社は「今回公開したことは、法律によって定められているわけではありません。ロナルドと代理人が正しい信念を持ち合わせており、隠し事はなにもないという精神で行政とやりとりをしていること、法律に乗っ取り行動していることを反論の余地なく証明するためのものです」と声明を発表した。

 また、メンデス氏は「彼のキャリアの初めから、住む場所によって支払う義務のある税金に関しては、細心の注意を払ってきた」と違反を犯していないことを主張した。

 スペイン当局は、報道にあったロナルドとモウリーニョ監督の件を調査することを発表していた。