クラブW杯準々決勝で鹿島と対戦するアフリカ代表マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)が10日、試合会場となる市立吹田スタジアムで公式会見を行った。11日の決戦に向けてモシマネ監督は「私たちの試合をするのが重要」と言い切った。

 相手の鹿島については「メンタリティーが強いチーム。いい戦い方をしてくる」と分析。浦和とのチャンピオンシップ決勝2試合を映像で確認したという。ホームで敗れ、アウェーでは先制されながらも2ゴールを挙げて逆転優勝した勝負強さを警戒した。

 指揮官は「アントラーズは諦めない強い姿勢がある。明日の試合でもそれは発揮されると思う。私たちは全力を尽くすのが第一。チームとして勝てると信じている」。

 高い身体能力とスピードが自慢だ。技術では相手に劣っても「私たちのプレースタイルは鹿島とは違う。ロングボールは蹴るし、短いパスも送るが、個人にも頼る」。南アフリカ勢としては初出場で「国のサッカー大使として戦う」と、強い責任感を示した。