ドルトムントの日本代表MF香川真司(27)が22日、ブンデスリーガの中断期間を利用して東京・羽田空港に帰国した。

 16-17年シーズンの前半戦は不完全燃焼の7試合無得点に終わり「ゴールを取れてないんでね。チームとしても、個人としても、代表においても、結果という意味で物足りない数字なのは明らか。いろいろ考えさせられました。その中でも自分自身と向き合える、いい時間を過ごせたので来年に生かしたい。経験、悔しさ、納得いっていない部分を整理して、シーズンの後半戦と3月からまた始まる日本代表の(W杯ロシア大会アジア)最終予選に向けてやっていきたい」と話した。

 年内最終戦となる20日のアウクスブルク戦には、リーグ7試合ぶりに先発出場した。一方で10月末に痛めた右足首は完治しない状況が続く。状態を聞かれると「完璧には治っていないので、この期間にしっかりケアしたい。無理はできないと思ってますけど、必要以上に休むこともできない。そのバランスと、自分の体なのでね、向き合って。動かしながらが理想なんですけど、治療だけに専念しなきゃいけないところもありますし、この時期にストレスかけすぎても仕方ないかなと思うんで。ドクターと話しながら、決めていきたい」と慎重な姿勢で、回復に努めることを明かした。

 また、前日21日に帰国したシャルケDF内田が「この休暇中に真司のアモーレでも探しますか」と語っていたことを伝え聞くと、思わず笑みをこぼし「まあ、いい出会いがあればいいですけど。最近、結婚であったり、浮かれてる代表の選手が多いので。そこに続くと言うと変なので、自分はまだサッカーでいいかな」と冷静にかわした。ただ、年末年始の予定について聞かれると「まあ別に、クリスマスの予定はないですけどね」と自ら切り出し、報道陣の笑いも誘っていた。