ドイツ1部マインツFW武藤嘉紀(24)が22日、リーグのクリスマス休暇を利用し、羽田空港に帰国した。

 今年は度重なる右膝のケガで戦列を離れることが多く、リーグ戦はわずか2得点。日本代表も辞退せざるを得ない状況の中、離脱中に原口や大迫、清武らが実力を発揮。「今年は今までサッカーをやってきた中で、一番厳しい1年。一緒にリハビリをしていたこともある内田選手の復帰も、代表での原口選手たちの活躍も、本当に刺激を受けた。うかうかしていられない。原口選手はポジションを奪っていると思うし、1試合を通じて走りきれる力がすごい。尊敬の念を抱くだけでなく、追いつき、追い越したい」。17年はクラブ、代表での定位置獲得に挑むつもりだ。

 右膝の状態に関しては「完璧に動けていますけれど、まだ(マインツの)監督は100%になっていないとみている。来年から活躍するために、この2試合は外れた。このオフもしっかり体を動かしたい」。リーグ再開に合わせ、正月休み返上で、試合復帰を目指す。