日本代表DF酒井高徳(25)が所属するハンブルガーSVは、クリスマスも個人練習を義務づけるスパルタメニューを課した。また、メニューを怠った選手には3000ユーロ(約36万円)の罰金も科せられる。24日付の独紙ビルトが報じた。

 ブンデスリーガは21日(日本時間22日)の試合を最後に休暇に入った。一般的には海外出身の選手らは母国に戻って休暇に入る。しかし、16位と2部降格争いをしているハンブルガーSVは、各選手に個人練習を課した。

 メニュー表にはクリスマスの25日に個人練習となっている。26、27日はフリーとなっているが、28日から元旦の1月1日までぎっしりと練習メニューが書いてある。

 練習内容も細かく記されている。「朝食前に持久走」「可動トレーニング・ストレッチ」「体幹系トレーニング」「持久走・インターバル形式」など。35分や40分など時間制限まで書かれている。

 ランニングトレーニングは特製の時計で、すべてのデータを収集し、ギズドル監督がコントロールできるようになっているという。また、練習をサボった場合は3000ユーロ(約36万円)の罰金が科される。たとえ、病気でその日のメニューをこなせなくても、他の日にこなせなかった分を追加。トータルの練習量は変えられない徹底ぶりだという。

 メニュー表には「病気や何らかの理由でできない場合は、必ずフィットネスコーチのダニエル・Mに連絡すること。ランニングは話し合いをして、後でやり直すことはできる。最後まで終わらなかったメニュー1回につき、3000ユーロの罰金となる。監督チームより」と明記されている。