コロンビアで予定されていたサッカーの南米カップ決勝に向かう航空機の墜落事故で多くの選手や監督らが犠牲となったブラジルのクラブ、シャペコエンセが21日、本拠地シャペコで昨年11月の事故以来初の試合を戦った。

 ロイター通信などによると、パルメイラスとの親善試合は犠牲者71人を悼んで71分に中断され、ファンが応援歌をささげる場面もあった。試合は2-2で引き分けた。

 シャペコエンセは対戦予定だったナシオナル・メデジン(コロンビア)がタイトルを譲る形で南米カップ優勝が決まった。この日の表彰式では生存者の1人で、脚を切断したGKフォルマンが優勝トロフィーを授与された。

 クラブは事故後、20人以上の選手を補強し、マンシーニ新監督の下で再出発した。