インテルミラノDF長友佑都(30)は、またしても出場機会を与えられなかった。2017年になってまだ出場時間はゼロという不遇にあえいでいる。

 長友はベンチ入りしたが、昨年12月21日のラツィオ戦で途中出場したのを最後に、公式戦4試合連続で出番がなかった。1点差を守る展開で後半35分にDFアンサルディが2枚目の警告で退場となったが、直後に出場したのはアップをしていた長友でなく、アップをしていなかったDFサントンだった。

 選手交代について問われたピオリ監督は「長友のコンディションに気をつけてくれているのはうれしいことだ。佑都は信頼できる選手。あの時点で、身長のある選手(サントンは187センチ)が必要だった。パレルモの選手を考えると、そういう特徴を持っている選手が必要だった」と弁明した。

 試合はインテルミラノが後半20分、右苦クロスをMFジョアン・マリオが右足で合わせて先制。後半35分に退場者を出したインテルミラノは、抗議したピオリ監督も退席処分となったが、チームはこの1点を守りきった。

 21試合を終えてインテルミラノは勝ち点39で暫定5位。(西村明美通信員)